映画鑑賞の面白さに気づく

今までの人生で映画とはあまり縁がなく、関心も全く無かった。そして当然のごとく大学に入学してからも能動的にという意味においてほとんど映画を見ることはなかった。しかし今年に入って「supersonic」「スノーデン」「火垂るの墓」と見て映画を見ていくうちに映画鑑賞に意外と面白いことに気づいた。以来、正規のサイトに登録し、映画初心者として色々な作品を漁っている。2月上旬はドキュメンタリー番組を見ることが多く、中でも「第二次世界大戦」「ナチス」「移民」「資本主義」「金融、マネー」などといった分野に興味があり、当然、映画においてもそういった方面に興味がある。

大学に入学して観た映画の全21作品について簡単なメモを残しておきたい。タイトルの横のカッコ内は観た年月を記すことにする。


・グッバイレーニン(2012の夏学期)
大学に入学したばかりのドイツ語の授業で鑑賞。あまり覚えていない

・沓掛時次郎(2012の夏学期)
大学の西洋思想史の授業で鑑賞。あまり覚えていない

・シンデレラ(2012の夏学期)
大学の西洋思想史の授業で鑑賞。字幕で観た。あまり覚えていないが、ナイチンゲールの歌は覚えている。

・手紙(2012の夏学期)
大学の西洋思想史の授業で鑑賞。あまり覚えていない。

コクリコ坂から(2013/2)
お気に入りのブログ主がレビューを書いていたので俺も鑑賞した。描写が全体的に綺麗だった記憶がある。

風立ちぬ(2013/9)
映画館で鑑賞。評価はあまり高くないみたいだが個人的にはかなり良かった。サウンドトラックのCDとDVDを買ったほどである。

初恋のきた道(2014/11)
個人的Best3に入る映画。あるゆる面で恋愛に一切無縁な自分でも非常に楽しめたのでこの作品は間違いないと言っていい。非常にシンプルな展開であるが、余計なものが一切なく、一貫して画と音とBGMが非常に綺麗であった。この映画のテーマBGMはいまだによく聞いている。

崖の上のポニョ(2015/2)
柔道から帰ってきてちょうどテレビで流れていたので柔道着のまま観た、ということは覚えているが、内容あまり覚えていない。あまり面白くなかったと思う。

おくりびと(2015/10)
個人的にはまぁまぁだった。

・オアシス スーパーソニック(2017/1)
映画館で合計3回観た。OASIS結成からネブワースまでのドキュメンタリー映画。最もOASISらしかった初期OASISの知識が増えて良かった。この映画を見て、OASIS最初期の「Take Me」「See the Sun」、疾走感の中にふてぶてしさと気怠さを含む「Bring It On Down」、酩酊状態にいるように陥る「Shakermaker」、OASISらしくはないがNoelらしい「Talk Tonight」が好きになった。BoneheadのことをOASISの精神そのものとNoelが評していたのが印象的である。

・スノーデン(2017/2)
スノーデン氏は一時期ニュースでよく聞いた名前であり、国家機関の情報漏洩というスケールの大きいテーマだったので興味を持ち、映画館で観た。当時の報道だと事件のが概要すらよくわからなかったが、映画によるとスノーデン氏は、NSAの情報収集がテロ予防という枠を完全に超えていることに違和感を感じ国際社会に訴えたかったとのことらしい。映画の最後は美談のように締められているが、評価が難しいところである。平日昼間ということもあり、館内は高齢者がほとんどであったが、連発するIT用語などを理解できたのかが気になった。後日、この映画に影響されて「すべての政府はうそをつく」というドキュメンタリー番組をネット上で見た。

火垂るの墓(2017/2)
小学生の頃から気になっていて遂に初めての鑑賞。冒頭のBGMが綺麗で切なくて気に入っている。登場人物の動きが細かく練られているように感じられ、また節子の声優が上手でとてもリアリティがあった。この映画を見て戦争それ自体の意義や良し悪しを議論する人が多いが、その議論は検討違いだと俺は思っていて、戦時下における生活の窮屈さを素直に受け取るだけで十分だと感じられる。

帰ってきたヒトラー(2017/2)
ヒトラーナチスなどの語が入っている映画はシリアスなものばかりであると思っていたがこの映画はコメディ要素が大きかった。移民反対、極右政党台頭、反グローバリズムなど最近よく目にするようになった(実は俺もどちらかと言うとそちら側である)今、見る意味が大きい映画だと感じる。

ソーシャル・ネットワーク(2017/2)
Faceboookの創始者マーク・ザッカーバーグをモデルにした映画。訴訟よりもアメリカエリートの文化、そしてマーク・ザッカーバーグよりもエドゥアルド・サベリンが興味深かった。

ビューティフル・マインド(2017/2)
東大経済学部の神取先生がゲーム理論の授業中にナッシュ均衡の説明に関連してこの映画を薦めていたことを思い出して鑑賞。この映画になぜ「ビューティフル・マインド」と題したのかは純粋に気になる。数学に真摯に取り組む様は確かにビューティフルであった。

・ムトゥ 踊るマハラジャ(2017/2)
おすすめ映画をネットで調べていたときによく目にしたインド映画。何が凄いかって、特に特徴のない普通のオッサンが戦って、歌って踊って、恋愛しているところ、そしてそれがかっこよく仕立て上げられているところである。底抜けに元気があり、映像が目まぐるしく変わり、古臭さが癖になるような不思議な映画であった。髪が長く色黒な劇団の王様役とテーナという使用人の動きがコミカルで面白かった。

イミテーション・ゲーム(2017/2)
第二次世界大戦をインテリジェンス視点で見たいと思って鑑賞。時代背景、パーソナリティなどの点でナッシュとチューリングがなんとなくかぶるので、この作品も「ビューティフル・マインド」とかぶる。登場人物の容姿、振る舞い、会話運び、ファッション、また建物、インテリア、街並みなどがとてもかっこよかった。

・きっとうまくいく(2017/2)
「ムトゥ」に続くインド映画。挿し込まれる歌はすべて良い。とにかく爽やかである。話全体の流れを振り返るとそこまでという感じであったが、部分部分を切り取ると非常に良い場面が幾つもあった。最後の場面が大自然の綺麗な風景の中で終わるのが良い。出来れば大学入学時に観たかった。タイトルは普通に「Aal Izz Well」でいいと思った。

スクール・オブ・ロック(2017/2)
映画初心者の俺にとってもベタな展開であり少々うまくいきすぎであると感じたが非常に面白く、中だるみなしで一気に観れた。アメリカらしさが堪能できた気がする。ライブの場面もよかったが、最後のクレジットが流れる場面も素晴らしい。

桐島、部活やめるってよ(2017/2)
予想外に面白かった。余計なセリフや演出がなくて良かった。意味が分からなかったとの感想が多いが、「あてもなくブラブラしている生徒」「恋愛や友人関係に流されそうになるも部活を頑張ろうとする生徒」「部活に没頭している生徒」の3グループに分類すると物語が見やすくなると思う。鑑賞後にブログなどで感想や解説を読むとさらに楽しめる作品であると思う。コメディ映画ではないのだが、映画部のくだりにおいてクスッとくる場面が多かった。個人的に前野智哉の演技が光っていた。

ヒトラー 最期の12日間(2017/2)
戦時下における狂気と興奮を観た。映画中にあった、ヒトラーは私生活では優しい人だけど”総統”になると冷酷な一面を見せる、というセリフが印象的であった。政治の指導者は皆そんなものだろうと思う。


今までの人生で40作ほどしか映画鑑賞はしていないが、好きな映画ベスト3を挙げるなら、「初恋のきた道」「きっとうまくいく」「風立ちぬ」が暫定的に挙げられる。難しいところだが。

見たい映画リストを20作品ほどメモっているので順次見ていきたい。

将棋倶楽部24上級昇格

将棋倶楽部24で将棋を指し始めて3年8か月、中級に昇格して3年という月日を経て、2017年1月5日に遂に上級に昇格することができた。

将棋を趣味にしてから、定跡や詰将棋を独学で勉強し、対局はネット上でのみ行い、棋譜並べや棋譜中継を見て一人で手の意味を考えるなど、全て自分一人だけでやってきたので上級への昇格は達成感を感じる出来事となった。他の人と関わらずに独力のみで成長を目指すというのは人生を振り返っても将棋だけである。

※ここで言う他の人と関わらないというのは空間的に並存することなしにという意味である。棋譜や棋書を読んだり24で人間と指しているなど厳密に考えれば他人の手も借りている。

24で指し始めた頃は低級タブで苦戦してなかなか抜け出せず、中級は強豪揃いという印象を持ち、上級なんて雲の上の存在に思えた。なのでその上級に足を踏み入れることが出来て大変嬉しく思う。2014年10月には1045まで上げたが上級昇格をかけた対局でなかなか勝てず、しばらく将棋から疎遠になったこともありそこから上級まで2年以上かかった。

プロ棋士居飛車党が多いからという理由で、横歩取り、矢倉、相掛かり、角換わり、居飛車穴熊など居飛車党を通してきた。多くの戦法に手を出している、というよりも対局相手の注文を受けて戦法を選択しているのでなかなか一つの戦法に対する理解を深めることは出来ずに時間はかかったが、居飛車党としての棋力は向上した。

低級時代と比べて成長したのは明らかに終盤力。単に相手玉を詰ます力も上がっているのだが、相手の攻めを受けながら詰めろや必死をかけたり、一手差で勝つ技術だったり、そういったものが向上した。「王手は追う手」のような初心者にありがちなミスもなく冷静に相手玉に迫れるようになった。序盤力は勉強していた低級時代より恐らく低下している。中盤力は少しだけ向上していると思うが、中でも受ける技術が上手くなった。

結局上級に昇格した直後に6連敗を喫して敗北続きで900台前半までレートを落とした。上級定着には時間がかかりそうで初段まではまだまだ遠いが、何とか20代、出来れば27歳くらいまでに将棋倶楽部24で初段に到達したい。

※3年前に日本将棋連盟から弐段を授与されているが、将棋倶楽部24の初段の方が遥かにレベルが高いので目標はここに据えてある。



中級昇格のブログ記事(2014年1月30日)。
http://d.hatena.ne.jp/ein-Mann+Moratorium-days/20140130/1391097821


以下は最高レートの推移。

2013年5月頃 300くらい
2013年8月中旬 541
2014年1月14日 553
2014年1月22日 616
2014年1月23日 619
2014年1月24日 648
2014年1月25日 652
2014年1月26日 685
2014年1月27日 690
2014年1月30日 716
2014年10月頃 1045
2016年5月下旬 1047
2017年1月5日 1058

2016年&2017年

俺が高校生くらいの時、おぎやはぎが「今年も明けたね」「今年こそは明けないと思ったけど結局明けたね」「毎年毎年明けるね」などと掛け合う漫才を見た記憶があるのだが、今年も例年に漏れずに年が明けるに至った。「生きていればいるほど悪くなるのであり、人生はつまり真逆様の頽落である」と三島由紀夫(「二・二六事件と私」)が言うように、年が明けるごとに下降線に向かっていく気がするのでこれ以上年が明けてほしくないのだが、現実として明けてしまったのでそのことを真摯に受け止めて思考を巡らせたい。

2016年総括

2011年は「仮面浪人・引きこもりの年」、2012年は「環境・習慣変化の年」、2013年は「腐っていた年」、2014年は「ひたすら遊んだ年」、2015年は「就職活動と遊びだけで終わった年」であった。このように各年ごとに短い表現ができるほどの特色があるのだが、2016年を顧みるに今年は「マイナーチェンジの年」であったと言えそうだ。4月から生活に対する意識が少し変化し、ブラジリアン柔術を始め、柔道で昇段しまた大会に何度か出場し自分の柔道スタイルを変え、二度目の就職活動を行い、複数ある資格試験勉強を並行して始め、車を手放して遊び方がまるっきり変わり、その程度なのだが自分の人生の大きな流れから見て能動的に「人生」を行い、それなりに意義のある一年だったと感じる。

大学、就職活動、学業

大学生活に関して、3月に留年が確定して大学生活が延長し、1浪・1仮面浪人・1留という稀少な存在となった。親以外の周りの人は皆優しく「1年くらいの遅れはどうってことない」とよく励まされたが、実は3年遅れであることを告白すると相手も愈々フォローできなくなり困惑することが予測できたため口を噤んでおいた。

就職活動に関して、説明会・セミナー・OB訪問・面接で毎日時間をとられていた昨年とは真逆で、今年はほとんど何もせずに内定を頂いた。昨年の内定先に内定を取り消されたが、励まされてもう一度エントリーするも6回目あたりの実質最終面接後に音沙汰が無くなり精神的に応えた。最終的には昨年と異なる企業から内定を頂きそれなりに納得する形で終えた。

内定式後は毎日のように資格試験等の勉強に勤しむようになった。ここまで継続的に勉強できるのは大学受験勉強以来5年ぶりである。興味のある分野であり且つ目的も明確であるのでそこまで苦痛に感じることはない。2016年は資格試験を4種類計5回受けた。2017年は1月から5月まで毎月資格試験を受けることがほぼ確定している。

柔道、ブラジリアン柔術

2012年5月に柔道を再開して以来、2016年の柔道・柔術ライフは今までで最も充実した1年であったと言える。

柔道は6月に弐段昇段。昇段試合は好成績だったが、投げの形はやる気0で全然出来なかったが慈しみの心で合格させてもらった。大会にも何度か出て、表彰されたり1回戦で負けたりした。勝率は6割程度。出稽古にもそれなりに行った。これまでは立ち技中心、それもオーソドックスな技が中心であったが、それらに加えて肩車や巴投げや隅返しといった技にも挑戦し、柔術を始めたことを機に寝技の練習も行うようになった。2016年でだいぶ幅が広がり、オールラウンダーに近づいた。

絞め技や関節技やポジショニングなど寝技強化を目論み、7月に念願のブラジリアン柔術を始めた。入門してから今までで85回の練習に参加した。最初はなかなか上手くいかなかったがクリスマスイブの日にようやく白帯ラインを一本頂いた。柔術はテクニックや発想力が求められ心身(頭身?)共に刺激される格闘技なので始めて本当に良かったと思う。デラヒーバガードとベリンボロの技術を特に磨いていきたい。

将棋

将棋を指す頻度として年度別に比較すると2013>>2014>>2016=2015という具合で、2016年は集中的に何度か指す時期があるという感じで全体としてはあまり指していない。勉強時間は0秒。相変わらずの居飛車党。5月頃に将棋倶楽部24の最高レーティングを1045から1047に伸ばした、将棋ウォーズの弐段アカウントを一つから三つに増やした、という実績しかなく成長はほとんどない。しかし飽くまでも目標は24の初段。

将棋倶楽部24における最高レーティングの推移は以下。3年前から中級に滞留している。
2013年5月頃 300くらい
2013年8月中旬 541
2014年1月14日 553
2014年1月22日 616
2014年1月23日 619
2014年1月24日 648
2014年1月25日 652
2014年1月26日 685
2014年1月27日 690
2014年1月30日 716
2014年10月頃 1045
2016年5月下旬 1047


画像は2017年1月2日時点でのレーティング。上級に行けそうになるも再び900台まで戻した。

遊び

遊ぶこと、特に一人で遊ぶことはとても重要な活動であると考えている。

3月に経済的事情から家のコンパクトカーを手放すに至り、それ以来レンタカードライブに5回ほど出陣したくらいで、心の大きな拠り所であったドライブ及び一人旅から遠ざかっている。またバーベキュー、アスレチックといったアウトドア系の遊びに関して今年は1回のみ。海外一人旅、国内一人旅も年初の沖縄以外(これは勉強・トレーニング一人合宿なので厳密に言えば旅行ではない)にはどこにも行っていない。

どれもこれも経済的な事情または優先させなければならないことが多く諦めたこともあり仕方がないと割り切っているが、社会人になった暁にはリミッターを外して遊んでいこうと目論んでいる。

その他

音楽に関して長渕剛に目覚めたのは大きな出来事である。今年の4月から7月頃までは気合を入れて"人生"に取り掛からなければならない時期であったが長渕の歌にだいぶ背中を押された。「蝉」や「カラス」をきっかけとして2月頃から長渕を頻繁に聴くようになり、そのカリスマ性や名曲の多さに惹かれ、ベストアルバムを経由してアルバム『Captian of the Ship』『昭和』などの曲を好むようになった。

先述の通り家の車を手放してから自動車所有欲が溜まりに溜まっているため、メーカーHPや中古車サイトなどを巡ったり自動車雑誌を見て、現実的に新車は厳しいから中古車にしようか、車種はBMW320iにしようか、それともRX-8がいいか、86・BRZがいいか、それならMT車がいいかなどそんなことばかり考えている。そしてそれがとても愉しい。

2017年

2017年元日は柔道関係者と山まで走り初日の出を拝んだ後に、一人で立川の映画館に向かいoasisドキュメンタリー映画「supersonic」を鑑賞した。俺の20代前半が詰まっているoasisをさらに知ることができて良かった。oasisを聴くためだけのドライブを何度も決行するなどoasisを共有できる友達と1月上旬もう一度観に行く予定がある。

大学を卒業したら新しいブログを作りたいのでタイトルを少しずつ考えている。名分・名句からの引用やそれらのアレンジや単なる思い付きなど色々決め方はあるが、今のブログタイトルが適当なだけに次はブログ名候補をメモするなどして真剣に考えたい。

労働者として社会人に出ると食扶持を自分で稼いで「生きて」いくことが要請され、生活や環境といった外的な側面だけでなく、考え方や人生観といった内的な側面まで変わらざるを得ないことになるだろう。しかし4月以降のことはまだ分からず何も考えられないので、とりあえず3月までを区切りとして色々考えていく。

これからは常識と同調圧力が渦巻き没個性的になることを絶えず世間から押し付けられ、さらに年齢を重ねるごとにその重みが増してくるため、俺は一層独りでいる時間を大切にして自己像を彫り続けなければならない。

自動車雑記

俺が今まで生きてきた意味もこれから生きる意味も依然としてほとんど分からないのだが、箱根の温泉で湯(場合によってサウナ)に2時間ほどどっぷり浸かった後に12月から2月の陽が落ちる17時頃に芦ノ湖スカイラインを愛車で駆け抜けるという贅沢な妄想は、数少ない生きる意味や目的の一つを付与してくれる。

友達のセルシオで真夜中の峠を攻めるのも、友達のRX-7首都高速をぶっ飛ばして大黒パーキングでブラブラするのも、レンタルした86で富士五湖周辺を目指すのも、レンタルしたメルセデス・ベンツで墓参りに行くのも、レンタルしたインプレッサで沖縄・那覇から北上し今帰仁村・ウッパマビーチで独り景色を堪能するのも勿論非常に愉しいのだが、自分の愛車を所有し自分の好きなシチュエーションの中でドライブすることが至高の瞬間になりうると信じている。

今年の四半期まで家の車(国産コンパクトカー、経済的事情から今年3月に売却)を乗り回して、西は島根の出雲大社、東は青森の竜飛岬まで日本の様々な場所を一人で旅したが、次は走っていて愉しい車で旅をしていきたい。車に詳しいわけではないのだが、軽やミニバンやSUVには興味がなくセダンやスポーツタイプ、メーカーではBMWが好きなので、生活が苦しくなろうとも最初に所有する車をBMWの3シリーズ(2.0L、ガソリン)の中から選びたいと考えている。他のメーカーにおいてもBRZRX-8フェアレディzなど色々考えているが、第一候補としてはBMW、具体的に言うと320i luxury、320i M Sportが挙げられる。

ドイツ車と言えば色々あるがフォルクスワーゲンとポルシェはBMW3シリーズの価格帯と異なり、またAUDIはFFと4WDがメインでありFRに乗りたい自分としては選択肢として落とせるが、Dセグメントの代表格であるメルセデス・ベンツCクラスは正直3シリーズとあまり差別化できていない。俺は自動車を単なる移動手段や友人との社交空間としてではなく娯楽・趣味として乗るつもりなので、走る楽しさ、人馬一体、駆け抜ける喜び(freude am fahren)のようなコンセプトを打ち出すBMWに微差で軍配が上がる。BMWに乗るに足る知性と肉体を身に着けなければならない。

ここまでは12月上旬までに下書きとして溜めていたもの。最近では考えが変わり、最初は86、BRZフェアレディzなどの国産FRスポーツをマニュアルでガチャガチャしながら運転してある程度遊ぶことに心が傾いている。そういえば最近、銀行員の知人にマイカーローンに関する信用力や利息や返済期間など具体的な話を聞かせてもらったが、銀行員の観点から社会人1年目からであってもBMW3シリーズのローンを組ませることは可能であるが、利息分が勿体ない上に生活がきつくなることを覚悟した方がよいと言われた。そういったことも考慮に入れると上記に挙げた自動車はBMW320iよりも価格が一段、二段と下がるので購入がより現実的になる。

上記の希望が成就するまでは自転車(排気量0cc、後輪駆動、動力=人力)を乗り回していたい。

2016年12月(勉強、トレーニング、柔術など)

近日、試験二つの結果発表があった。

一つ目は某資格試験。11月中に御茶ノ水ソラシティで試験を受けた。ソラシティで試験を受けるのは、2015年の就職活動のテストセンターを受けて以来である(最後に受けたのは確か住友商事提出用)。就職活動自体にあまり悪い記憶があまりなく当時の記憶を懐かしむ余裕を持ちながら受検できた。後日通知が来て9割近い得点で危なげなく合格することができた。次は同資格試験の上位の級を恐らく12月中に受ける。

二つ目は日商簿記2級。得点は順に4,4,12,14,12で合計点は46点。合格率が13%という難易度を差し引いても悪い出来である。商業簿記が壊滅的であった。第1問の仕訳は稼ぎどころの認識がありつつも本番で大幅失点したので次は確実に満点をとれるレベルまで上げる。

これからも引き続き義務的に勉強しなければならないことが山積しており、TOEIC、簿記2級、その他資格試験(4〜5種類)の勉強に即座に着手しなければならない。と同時に大学の定期課題、大学の試験を消化する必要もある。

なんだかんだで10月の上旬からほぼ毎日少しでも勉強をしている。不勉強で且つ実学・実務と距離をとっていた俺にとっては奇跡のような出来事であり、またその日に終日予定が入っていても時間を作って少しでも勉強するという不良の更生物語並の感動話である。全体的に実務寄りの勉強なので世の中の仕組みが浮き彫りになる過程はそれなりに面白いのだが内容それ自体は地味だ。但し目的と成果が見えている分、学校の勉強よりも精神的には楽ではある。BMW3シリーズのFR駆動スポーツセダン(2000cc、ボディカラー未確定)を購入し各地を巡航するという(近い?)将来を妄想することで地味な毎日の勉強を何とか乗り切っている。

ウェイトトレーニングをサボったらまたフィジカルが弱くなった。挙上できる重量は確実に減っている。俺のように筋トレを手段と位置づけている人間からすれば筋トレはひたすら辛いものがある。「力を使わない合理的なテクニック」「柔よく剛を制す」などフィジカル弱者にとって聞こえの良い言葉が溢れているが、実際のところ格闘技においてフィジカルは非常に重要な要素であり絶対にそこからは逃げられないため、昨年の今頃俺が掲げた「フィジカルから逃げるな」をモットーに細長くやっていくしかない。

体重は8月から着衣時63-64kgで安定している。ブラジリアン柔術ではプルーマ級(64kg級)、柔道では66kg級である。ブラジリアン柔術70kg級・柔道73kg級を意識して増量していた時期があったが、身長と体質から考えて厳しいことが判明した。53kgの時は明らかなパワー不足で、逆に70kgまで増やしたときはスピードが少し落ちたので、スピードもパワーも身体感覚もちょうどいい64-66kgが俺の適正体重なのかもしれない。63-64kgでは少し軽いか。今は直近4年で身体表現力が最も高く且つフィット感があるのでこの体重の感覚を覚えておきたい。

ブラジリアン柔術を始めて約5か月が経ち、今までで80回の練習を行ってきた。10月は23回の練習に参加したのだが、11月は勉強や柔道復帰があり11回しか行けなかった。12月は15回を目標にしている。

向上心を持って何かに取り組もうとすれば必ずどこかで壁や行き詰まりを感じるものだが、柔術に関しては10月頃に壁を感じるようになった。断片的な知識が繋がり、手順通りにテクニックをこなすことができ、道場生の中でも随一の練習量を多くこなしてきたのだが、実戦形式のスパーリングで思うようにいかないのである。何が苦手で改善する余地があるのか、について自覚ができているがなかなか形にならなかった。そして最近、悩んでいた課題に対して解決の糸口を掴む感触を得ることができた。具体的に言うとパスガード(スパイダーやデラヒーバを切ることも含む)のテクニックやコツを、極めて感覚的なレベルで体に感じたのだ。この感触を体に染みつかせたい。

ある程度の柔術ムーブが身についてきたので、スパーリングでは小内刈や小外刈などの足技を中心に実験的に柔道技を出すようになった。しかしパスガードが下手なのでテイクダウンをとったとしても継続して攻め続けることができない。よって継続手を意識しながら練習に取り組むことも求められている。

時が驚くべき速さで経過していて2016年度ももう終わる。2016年度内にやるべきことと定めているのは以下。

TOEIC・英語勉強
簿記2級勉強
資格試験(4〜5種類)勉強
日経新聞の新聞紙の一気読み
柔道での寝技と足技を練習
ブラジリアン柔術の練習量をこなす
ウェイトトレーニングを適度に行う
各種イベントへの参加、雑務の消化

一時的な弛緩/日商簿記2級

大学の講義の課題提出、某資格試験の模擬試験、大学のA1ターム期末試験、日商簿記2級の試験が11月3週目の1週間に詰め込まれていた。そして月末に某資格試験の本試験を控えている。これから4月まで試験や課題は続いていくが、とりあえず11月中旬に立て続ていた山場は越えた。これで2016年内は"やるべきこと""自分でやると決めたこと""やりたいこと"をバランスよくこなすことが出来る。こう考えると最近になって俺も立派な生活の奴隷になってきたなと痛感する。

10月はブラジリアン柔術の練習に23回参加できたのだが、以上のようなスケジュールに影響されて11月はまだ8回しか行けていない。今は強くなるためにとにかく根詰めて練習量を積み上げることに義務感を感じるので練習に行けるときは全力を投じていきたい。柔道は立場的に行かねばならないので、任務をこなしながらプレーヤーとしてもそれなりにやっていく。

あとは日経新聞の新聞紙が溜まってきたので時間のある年内までに一気呵成に読み込まなければならない。特にアメリカ大統領選に関して知識が全くないので少しずつインプットせねばならない。

遊びに関しては2014年あたりから散々遊んできたので今くらい大人しくするのもいいのだが、たまには遊んでいこうと思う。

日商簿記2級。
日商簿記3級は受験したことがなく、2級は昨年度に2回申し込んで2回ともバックレるという畜生っぷりを発揮したので今回が日商簿記の初受験であった。TAC出版の過去問を解いている感じだと得点力は50点〜60点程度といったところであった。商業簿記の仕訳(第1問)と工業簿記(第4問、第5問)で得点を稼ぐというのがパターン化されていて、第2問・第3問は一筋縄でいかない問題が多く苦手意識があった。

そして11月20日の本試験。解答速報をざっと確認した。
第1問 8点くらい(4問目の貸方勘定の解答が業者によって異なる)
第2問 6点くらい
第3問 14点くらい
第4問 14点くらい
第5問 12点くらい
合計 54点くらい、40点〜60点に収まると考えられる。実力相応の出来だった。

第1問・第4問・第5問で満点近くとる戦略を採用していたが、第1問の仕訳で苦戦を強いられ、また工業簿記でポロポロと落とした。第5問では仕損品の処分価額を完成品原価に加算してしまい8点の失点。試験前からあまり受かる気がせず本試験も当然の如くうまくいかなかったので2017年2月試験の合格に照準を合わせたい。

2016年11月初旬

11月は座学の試験や課題が盛りだくさんに詰まっている。ある程度の義務感とプレッシャーを感じながら勉強しているので浪人時代を思い出す。勿論、浪人時代の方がプレッシャーが大きかったのだが。20日に控える簿記2級について過去問に着手し始めたがミスが多いし、そもそも知識不足で解法が浮かばない問題も多々あるので焦燥感を抱いている。2017年6月から大幅に試験範囲が増えるのでなるべく早く合格したい。また資格試験がもう一つ控えておりそちらは問題演習よりも知識のインプットの方が重要で簿記ほどの時間をとられることはなく、何より難関資格ではないため楽観視している。大学の定期試験や課題も簿記の直前に控えているが、一応の負担を感じるものの悲観するほどの分量ではない。

9月下旬から小休止していた柔道に11月初旬から少しだけ復帰することになった。九櫻の良い黒帯を新しく買ってシルバーの刺繍を施したのでモチベーションが少しだけ上がっている。柔道着も黒帯も上質なものを身に纏うことになったので、あとは俺が相応の実力をつけなければならない。Porscheの911や日産のGT-Rにそれ相応の男が乗らねばならないのと同じ理屈である。ブラジリアン柔術によって寝技技術が日に日に上達しているので、柔道においても寝技を研究したい。特に巴投げや巴十字からの寝際の攻防の研究を引き続き行う。

勉強の休憩時間に負けるまで将棋ウォーズ(弾丸)をやるという縛りで指し続けて、まさかの14連勝で二段の達成率が50%を超えた。棋神が10個以上あったので幾らか消費したのだが。将棋倶楽部24のレーティングも大学の試験期間に最高を更新したので、勉強の合間に指すと強いらしい。二段の俺がいうのもおかしいが、将棋ウォーズの二段も三段もそこまで強いとは思わない。四段からグッと実力が上がるという感覚がある。三段昇段の現実味もほんの少しだが帯びてきて希望が見えてきた。いつの日か将棋連盟から将棋参段の免状を授かるときは羽生善治竜王・名人の署名入り免状が是非とも欲しい。

長渕剛のアルバム「昭和」を10月に購入した。目当ては「裸足のまんまで」と「明け方までにはケリがつく」であったが新たに良い曲を発掘した。それが「くそったれの人生」である。タイトルだけ見ると物騒な印象を受けるが、歌詞はさっぱりしていて鼓舞される曲である。冬に合う曲なので歩きながら聴いていきたい。というより長渕剛の中期の大体は冬に合う。

真夜中にファミレスで勉強しながら記す。
24時間営業で少々の音も飲食も許容されるファミレスの方が、それらに神経質な図書館よりも勉強しやすい。今の東大の本郷図書館はあまり勉強できる環境でない。駒場図書館は良い。

11月13日真夜中追記。
恐らく今が一番忙しいのでまたファミレスに来て追い込んでいる。日曜日の夜、程良い寒さの中、ファミレスまで続く閑散とした道路を愛車のシクロバイクで駆け抜けるのは心地が良い。