自動車雑記

俺が今まで生きてきた意味もこれから生きる意味も依然としてほとんど分からないのだが、箱根の温泉で湯(場合によってサウナ)に2時間ほどどっぷり浸かった後に12月から2月の陽が落ちる17時頃に芦ノ湖スカイラインを愛車で駆け抜けるという贅沢な妄想は、数少ない生きる意味や目的の一つを付与してくれる。

友達のセルシオで真夜中の峠を攻めるのも、友達のRX-7首都高速をぶっ飛ばして大黒パーキングでブラブラするのも、レンタルした86で富士五湖周辺を目指すのも、レンタルしたメルセデス・ベンツで墓参りに行くのも、レンタルしたインプレッサで沖縄・那覇から北上し今帰仁村・ウッパマビーチで独り景色を堪能するのも勿論非常に愉しいのだが、自分の愛車を所有し自分の好きなシチュエーションの中でドライブすることが至高の瞬間になりうると信じている。

今年の四半期まで家の車(国産コンパクトカー、経済的事情から今年3月に売却)を乗り回して、西は島根の出雲大社、東は青森の竜飛岬まで日本の様々な場所を一人で旅したが、次は走っていて愉しい車で旅をしていきたい。車に詳しいわけではないのだが、軽やミニバンやSUVには興味がなくセダンやスポーツタイプ、メーカーではBMWが好きなので、生活が苦しくなろうとも最初に所有する車をBMWの3シリーズ(2.0L、ガソリン)の中から選びたいと考えている。他のメーカーにおいてもBRZRX-8フェアレディzなど色々考えているが、第一候補としてはBMW、具体的に言うと320i luxury、320i M Sportが挙げられる。

ドイツ車と言えば色々あるがフォルクスワーゲンとポルシェはBMW3シリーズの価格帯と異なり、またAUDIはFFと4WDがメインでありFRに乗りたい自分としては選択肢として落とせるが、Dセグメントの代表格であるメルセデス・ベンツCクラスは正直3シリーズとあまり差別化できていない。俺は自動車を単なる移動手段や友人との社交空間としてではなく娯楽・趣味として乗るつもりなので、走る楽しさ、人馬一体、駆け抜ける喜び(freude am fahren)のようなコンセプトを打ち出すBMWに微差で軍配が上がる。BMWに乗るに足る知性と肉体を身に着けなければならない。

ここまでは12月上旬までに下書きとして溜めていたもの。最近では考えが変わり、最初は86、BRZフェアレディzなどの国産FRスポーツをマニュアルでガチャガチャしながら運転してある程度遊ぶことに心が傾いている。そういえば最近、銀行員の知人にマイカーローンに関する信用力や利息や返済期間など具体的な話を聞かせてもらったが、銀行員の観点から社会人1年目からであってもBMW3シリーズのローンを組ませることは可能であるが、利息分が勿体ない上に生活がきつくなることを覚悟した方がよいと言われた。そういったことも考慮に入れると上記に挙げた自動車はBMW320iよりも価格が一段、二段と下がるので購入がより現実的になる。

上記の希望が成就するまでは自転車(排気量0cc、後輪駆動、動力=人力)を乗り回していたい。