将棋倶楽部24上級昇格

将棋倶楽部24で将棋を指し始めて3年8か月、中級に昇格して3年という月日を経て、2017年1月5日に遂に上級に昇格することができた。

将棋を趣味にしてから、定跡や詰将棋を独学で勉強し、対局はネット上でのみ行い、棋譜並べや棋譜中継を見て一人で手の意味を考えるなど、全て自分一人だけでやってきたので上級への昇格は達成感を感じる出来事となった。他の人と関わらずに独力のみで成長を目指すというのは人生を振り返っても将棋だけである。

※ここで言う他の人と関わらないというのは空間的に並存することなしにという意味である。棋譜や棋書を読んだり24で人間と指しているなど厳密に考えれば他人の手も借りている。

24で指し始めた頃は低級タブで苦戦してなかなか抜け出せず、中級は強豪揃いという印象を持ち、上級なんて雲の上の存在に思えた。なのでその上級に足を踏み入れることが出来て大変嬉しく思う。2014年10月には1045まで上げたが上級昇格をかけた対局でなかなか勝てず、しばらく将棋から疎遠になったこともありそこから上級まで2年以上かかった。

プロ棋士居飛車党が多いからという理由で、横歩取り、矢倉、相掛かり、角換わり、居飛車穴熊など居飛車党を通してきた。多くの戦法に手を出している、というよりも対局相手の注文を受けて戦法を選択しているのでなかなか一つの戦法に対する理解を深めることは出来ずに時間はかかったが、居飛車党としての棋力は向上した。

低級時代と比べて成長したのは明らかに終盤力。単に相手玉を詰ます力も上がっているのだが、相手の攻めを受けながら詰めろや必死をかけたり、一手差で勝つ技術だったり、そういったものが向上した。「王手は追う手」のような初心者にありがちなミスもなく冷静に相手玉に迫れるようになった。序盤力は勉強していた低級時代より恐らく低下している。中盤力は少しだけ向上していると思うが、中でも受ける技術が上手くなった。

結局上級に昇格した直後に6連敗を喫して敗北続きで900台前半までレートを落とした。上級定着には時間がかかりそうで初段まではまだまだ遠いが、何とか20代、出来れば27歳くらいまでに将棋倶楽部24で初段に到達したい。

※3年前に日本将棋連盟から弐段を授与されているが、将棋倶楽部24の初段の方が遥かにレベルが高いので目標はここに据えてある。



中級昇格のブログ記事(2014年1月30日)。
http://d.hatena.ne.jp/ein-Mann+Moratorium-days/20140130/1391097821


以下は最高レートの推移。

2013年5月頃 300くらい
2013年8月中旬 541
2014年1月14日 553
2014年1月22日 616
2014年1月23日 619
2014年1月24日 648
2014年1月25日 652
2014年1月26日 685
2014年1月27日 690
2014年1月30日 716
2014年10月頃 1045
2016年5月下旬 1047
2017年1月5日 1058