卒業式

入学式から5年も経つというのが驚きである。大学自体に対して愛着は無いのだが、大学時代は自由にそれなりに楽しく過ごしたので卒業することにもの悲しい気持ちがあった。振り返ると小・中・高・大の中では大学時代が一番良かった。

卒業式第2部で安田講堂に入る列に並んだ。とにかく人が多かった。式の後に安田講堂と赤門で記念撮影をした。

安田講堂における全体での卒業式。俺は2階席に着席した。一生に一度の機会と自覚しつつも常に睡魔に襲われ、学長の話が全然入ってこなかった。「ただ一つ」を歌える学生が多く驚いた。

卒業式の後、学部のいつもの教室において学位記の授与式が執り行われた。小学校、中学校のように一人一人の名前が呼ばれた後に壇上で学位記が手渡しされた。留年しているため、ゼミの後輩以外誰もわからなかった。自分の番の時、小声ではあるが感謝の意を表することができてよかった。