「柔道部物語」

柔道部物語(1) (講談社漫画文庫)

柔道部物語(1) (講談社漫画文庫)

柔道部物語は小学1年〜小学6年の間で10回は読んだ作品で、今回はフランス語検定の前日に1日かけて全部読みとおした。小学生の頃は理解できない箇所が幾つもあったが、成長した今読むと3倍も4倍も楽しめた。帯ギュとは対照的に、柔道部物語では運動部特有の理不尽な伝統・先輩後輩関係が描かれているが、素晴らしくて読み進めているうちに感動するレベル。

主人公・三五十五のライバルでヒール役の西野という人物が出てくるが、僕個人としては突き抜けた才能を持つ三五より、突き抜けた努力を淡々とこなす西野の方が好き。ドラゴンボールで言うと三五十五=悟空、西野=べジータという感じ(ちなみに樋口=ピッコロ、田丸=悟飯、大脇=ナッパ、その他の雑魚=サイバイマン)。柔道部物語にしても帯ギュにしてもYAWARAにしても柔道漫画の主人公は大抵背負い投げが得意なので、背負い厨の僕としては嬉しい。

小林まことと言えば、「1・2の三四郎」も僕の漫画遍歴の中における傑作中の傑作なので全部読みなおしたいけどなかなか売ってない。