覚書

  • どんな環境でも生き抜いていくタフさが重要である

どういう経歴を歩みどの組織に所属し何をしているか、というよりもどんな環境への適応力やタフさの方が、不確実性の強い現代を生き抜くためには求められるという自分なりの仮説。

  • 社会に対する関わり方は個人としてはほんの一部分的にしかできない

例えばスポーツ選手ならその競技に、学者なら細分化されたうちの一分野に人生をかけることになる。サラリーマンならば、金融、メーカー、商社(商材)、どの業界に行くにしてもその道のプロになる。どんなに一流で万能な人でも、一個人が社会に対して関わるという点では趣味を考慮に入れてもほんの一部分にすぎない。直感的に、それは虚しいことだと思う。今まで漠然と感じた人生の儚さはここに由来していたのかもしれない。

  • 短期・長期という視点をもったほうがいい

どんなことでも短期と長期では利害が異なっている場合が多いので場合分けするとすっきりする。この辺を混同すると、ある出来事や予測に対して対策が立てにくくなる(考えるべき問題が不明瞭だから)。

  • 若いということは何にも替えがたい強み

23歳を超えたあたりから25歳を意識しだし、年齢について毎日考えるようになった。柔道関連で日常的に小中高生と関わることが多いので余計に憂鬱になる。裏を返せば、彼らが僕より可能性に満ちていると思うと心底うらやましいのだ。もう少し上の、例えば中年の世代からすれば、僕の年齢ならまだまだこれからかもしれないが、挽回できるチャンスで言えば相当細いところまで来ていると感じる。焦りが日を追うごとに増していく。