社会人生活への先駆的決意性

厭世観を前面に出したブログの題名とは全く逆に今は現実生活を志向している。具体的には就職活動に乗り出した。2月28日までは一切就活には関わらず乗り遅れているため今は毎日スーツを着て足を使った情報収集に励んでいる。

大学に入学してから教養主義や虚学の方が崇高に思えて(本人に教養があるとは言ってない)、今までビジネスや実務といったものは敬遠していた。しかしいざ就活でスーツに身をつつみそれらしく振舞い、企業の説明を聞いたり社員さんと話すとこうした世界も良いかもしれないと思えてきた。むしろ大学生活の中で社会経験に片足を突っ込むのもよかったと少し後悔しているくらいだ。今は生きてきた中で将来について最も力を入れて思索している。人の行動は(一般化せず少なくとも僕の行動は)自分が何者かではなく、環境によって作用されていくのだなと感じた。

但しやはり教養や虚学は必要だと思うし、実務やビジネスとの両輪が作用することを目指すべきであると思う。世間から一歩離れて安部公房でも三島由紀夫でも仏教哲学でも西洋哲学でも立ち返るのはバランスを考えて重要だと感じる。

今は現実世界に具体的に関わっていく時期なので暫くはそうした生活が続く。就活は悪い面だけクローズアップされがちだが一方で感化されるところも大きい。3月に入って日は浅いが様々な知見が得られた気がする。

※追記
本日付で本ブログは3周年である。