「昭和の記憶―写真家が捉えた東京」

昭和の記憶―写真家が捉えた東京

昭和の記憶―写真家が捉えた東京

4月21日読了。2013年43冊目。

掲載作品は昭和11年から昭和43年まで。写真で見る昭和時代は現代と比べて粗野で貧相である。話を聞くところ人々の生活に多様性もなさそうだ。しかし僕は昭和時代に憧憬を抱いているし、他の平成の生まれも同様の心情を持っているかもしれない。理由は自分でもよく分からないが、発展途上の日本の成長を期することができるように見えたから、というのは一つにあると思う。それが本当かどうかはおいておいて、昭和時代に熱情みたいなものを読みとってしまうのだ。僕も昭和時代に東大生だったならば日本を担うような人材()になりたいと思えたはず。