「ウケる技術」

ウケる技術 (新潮文庫)

ウケる技術 (新潮文庫)

3月20日読了。2013年27冊目。
大学2年生を迎えるということで、大学生活においてカースト最上位の地歩を確立するため参考にした図書。これらを実践することで青春を謳歌したい。

この本を読んで僕が本当にスキルを身に付けたかを検証ため自作の例文を発表したい。渾身のネタを発表するので、面白いと感じた場合ぜひ称賛のコメントをしてもらいたい。

【例文1】
この本の著者は「サムい」ってフレーズ多用してるじゃな〜い。でも本当は「サブい」ですから、残念!

・参考箇所
ウケる技術No.16パロディ。P110。
・解説
ここでは波田陽区というワタナベエンターテインメントに所属する芸人の有名なフレーズを利用している。パロディ化はオリジナルの持つアウラを喚起するためにウケるのであろう。またこの場合ネタのチョイスを若干古めに設定することで、意外性を増幅させ、受け手=ツッコミ側のレスポンスの範囲を拡張している。それ故受け手が複数の場合一人一人が異なる箇所にツッコミを入れることができる。但し「どこからツッコめばいいかわからねぇよ!」等、包括的なツッコミを受けた場合このネタの多角性は忽ち効力を失うのでそのような愚鈍な人間とは縁を切るべきである。)

アウラ…独自の崇高さ。「複製技術時代の芸術」(1935年/Benjamin)に詳しい。

【例文2】
先生:この問題分かる人?
A:(手をあげる)
先生:はい、Aさん
A:トイレ行ってきていいですか?
一同:ドッ

・参考箇所
ウケる技術No.24裏切り。P166。
・解説
2行目まではA君が問題に関する解答を発言することが予測される。よってこの手のボケは「裏切り」にカテゴライズされる。解答/トイレすなわち公的/私的という対比構造を包含しているため、その「ズレ」から笑いが起こることが期待される。高尚なことから下品なことへの落差、この間隙に笑いが埋まるのだろう。但し飽くまで理論。この理論が実践で成功を収めるためには、ボケ発信者のキャラ性も考慮に入れねばならないので、仮にこの例文で恥をかいてもその責任の所在は僕ではなくその人にある、ということを声高に主張したい。