「日本をダメにしたB層の研究」
- 作者: 適菜収
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/10/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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2月11日読了。2013年9冊目。
僕は民意や民主主義に以前から疑念を抱いていたが、大衆批判本以外にそういった本に出会うことはほとんどなかった。その意味でこの本は珍しく筆者の主義と似通っていたので一気に読み終えたが、筆者よりも引用されていたアーレントやリップマンやバジョットに興味を持った。適菜さんに怒られるかもしれないが、この本の主題であるB層の話自体は正直どうでもよかったかも。
余談だがアーレントは、僕が一時期興味をもっていたハイデガーの恋人だったこと、ドイツ語教科書Horizonteで引用されていた文に感銘を受けたこと、「今こそアーレントを読みなおす」を購入する等、フーコーと並ぶくらい今ホットな思想家なのでいつか著書を読んでみたい。