「政権交代とは何だったのか」

政権交代とは何だったのか (岩波新書)

政権交代とは何だったのか (岩波新書)

9月8日読了。夏休み24冊目。

9月13日提出のレポートの参考にしたいと思い読んだが、そのレポートの具体的なテーマすらまだ決めてないという逼迫した状況にある。レポートで使うかもしれないので詳細は割愛するが、非自民という軸で結集しただけで目的語がない政策を打ち出す民主党批判でもあり、野党として自民党が無反省なことに対する批判でもあり、イギリスのトップダウン方式とは対照的な日本式ボトムアップ方式(官僚主導)の批判でもあり、8月に読んだ「政権交代論」と被るところがあったが、概して面白い内容だった。

山口氏は中道左派政治学者であり、8月もかれの政権交代に関する著作を読んだので、次は右の政治学者の著作なり論文を読みたい。