「新書がベスト」

新書がベスト (ベスト新書)

新書がベスト (ベスト新書)

テレビに加えインターネットの普及により厖大な情報が流れている現在だからこそ情報をプルして自分なりの知の体系を構築し情報弱者へ転落することを防ぐべきである。本を読むことは現代社会で生き残ることと同義である。そこで保管のしやすさ、柔軟さ(ソフトカバー)、価格、内容から見て最も読者のニーズに合う本の形態であると言える新書を手当たり次第読んでいくのが賢明である。但し一概に読者と言っても様々な層がいる。読書経験の少ない初心者はまず様々なジャンルの本を読んでみると同時に読書を日常の中で習慣化することが肝要である。一方読書初心者でない人にとってもジャンルに拘らず読書を経験することは有益であることが多い。複雑な情報が相互に絡むことで思いもよらぬ思考回路が形成される可能性がある。また読書経験の中で所謂「ダメ本」にあたることも多いがこの類の本からも反面教師として学ぶことがたくさんあるので物怖じせず積極的に新書を読むべきだ。

第3章は新書のレーベルの紹介。ここは読み飛ばしても良かったが面白そうだったので全部読んだ。
全体的に筆者がツイッターやブログを通して自分の読書経験を広げるという現在の環境を利用した方法に肯定的であった点で好感をもてた。