「長考力」/「ハイデガー」

1月7日読了。2016年1冊目。
コンピューターが一億手読むのに対して一億と三手読む棋士佐藤康光。トッププロの割にメディアでの露出が少ない印象を受けるので本書を買う選択肢しかなかった(ちなみに佐藤先生の情熱大陸のDVDは2年前に購入済)。対久保戦の空中玉や、対羽生戦の序盤の端飛車に対する見解などが述べられていて貴重。



ハイデガー―すべてのものに贈られること:存在論 (入門・哲学者シリーズ)

ハイデガー―すべてのものに贈られること:存在論 (入門・哲学者シリーズ)


1月8日読了。2016年2冊目。
思想系の本はちょうど去年の今頃に読んだ西田幾多郎ぶりだったので面白かった。
今まで読んだ哲学解説書の中でもトップクラスに分かりやすく書かれていてすぐ読めたし、概念確認の役に立った。といより著者の貫先生の本は2011年あたりから読んでいるが、大体分かりやすい。サルトルデカルトとの比較もされている。このシリーズだったら1日で読み切れるので今までなじみのなかった思想家にも触れていきたいと思っている。