「データの罠 世論はこうしてつくられる」

データの罠 世論はこうしてつくられる (集英社新書)

データの罠 世論はこうしてつくられる (集英社新書)

2月16日読了。2013年12冊目。
2学期の講義で統計学を受講したこともあり手に取った本。やっぱ統計かじったから理解はすんなりできた。公務員と民間の年収比較は結構有名な話かもしれない。一市民として統計に対してとるべき態度が書かれているので一読の価値あり。


新聞→誘導尋問、質問の選択肢
アンケート調査→無作為抽出、回収率
インターネット調査→特定の階層かどうか
TOEICの平均点→人口、各国の背景
年収→誰を対象としているか、誰が回答しているか

客観的なものとして出される数値は実は客観的ではない。条件の操作などの恣意的な介入で数値やそれに伴う順位は変化する。例えば統計で最も多く用いられるのは単純平均であるが、ヒストグラムで視覚化するなどさまざまな角度から分析することが肝要である。つまり何が言いたいかというと、データの数値だけでなく調査方法や背景なども調べよう。

回収率が意外と大事らしい。