千代田区

ブログが読書記録に埋められる危惧に動揺を覚えていた今日この頃、日記に残す価値のある外出ができた。土日も一応長時間の外出はしたのだが記憶のかなたに抹消させても構わない程度な出来事だったので、時間と労力と勘定し、書かないことにした。

主な目的は三菱一号館美術館
東京駅まで1時間以内の圏内に住んでいるが、一度も降りたことが無かった東京駅。平日の昼間であるにもかかわらず、スマートフォンやデジカメで写真撮影をする人が絶えなかった。スマートフォンコンプレックスを患う僕は、これ以上いらぬ劣等感を刺激させないために足早とその場を立ち去った。

東京駅降車の理由だった三菱一号館美術館にまず向かうが、オフィス街を歩いて見つけ出すのは容易な作業ではなかった。「三菱銀行前」とメモに書かれた乱雑な文字を手がかりに美術館を探すこと15分、漸くそれらしき建物を目にする。入口をはっきりと認識できない僕は、恐れ多くも丸の内パークビルに足を踏み入れ、眉目秀麗な婦人方のあいだをぬって、入口を求めた。

しかし三菱一号館美術館入場の夢は、次期展示会準備のため休館、という二流オチの中で砕け散った。世界は暗転した。

砕け散った夢の粉塵を処理するため、「三菱銀行横」というメモを頼りに、東京国際フォーラム内にある相田みつを美術館へ向かう。ミュージアムショップ()で3点ほど買い物をしたが、これに関しては後日詳しく述べたい。

次は東京駅丸の内口北口方面へ向かい、丸善へ行く。

平日の昼間である割には人が多かった。1階の政治経済・ビジネスコーナーに人が集中していた。4フロアに分かれているが、僕の興味をひいたのは4階の「松丸本舗」である。松岡正剛氏がプロデュースする本屋だが、一般的な本屋とは異なる雰囲気を醸し出している。本棚が不規則に並び、本棚に収納されている本も横積みにされていて、本は出版社ではなく具体的なテーマで分類されまとめられて置かれている。本を読書の道具とする固定観念に挑戦するような空間になっている(意味深)。9月閉店なのであと2回くらい行きたい。また積ん読が増えるけど、こまけぇこたぁいいんだよ。

松丸本舗のカヴァー。

山手線で4分、秋葉原へ到着。ヨドバシカメラで近々購入する一眼レフを見物しに行く。3月に現在使用しているカメラを購入して以来の来店だが、相変わらず中国語が飛び交う店内だった。

CanonEOS 60Dとkiss X6iの二択で迷ったが、前者で大体固まった。レンズは単焦点レンズとズームレンズで決まり。

こうして書いてみると些事なことだらけだったが、文章の練習くらいにはなっただろう。