ドイツ語検定3級 in 都の西北

試験会場は、全国の選りし精鋭が集う超名門校・早稲田大学早稲田駅に到着し、暫く歩くと知性溢れる学問の杜が後光を発し聳え立っていたので僕は畏敬の念から足が震えた。僕のような小市民が日本の知を収斂させた超名門校のキャンパス内に足を踏み入れることは大変おこがましいことだが、ご厚意により入場を許してもらった。光のベールに包まれながら、僕は長年の憧れであったキャンパス内に意気揚々と足を踏み入れた。これが日本の早稲田!世界の早稲田!あぁ!僕はなんと幸せなんだろう!

洗練されたデザインのエレベーターで僕は上へあがり、教室に入る。これが、エリート最上位の受検者達…僕はその光景に圧倒された。「いいかい、ein-Mann。たとえ困難に遭遇しても、気持ちだけは負けてはいけない」。死んだお爺ちゃんの言葉がふと僕の心の内に響いた。僕は平静を取り戻し、席についた。「この試験のために僕は、日々の辛苦と葛藤しながらも、全身全霊を賭け合計4時間もの過酷な勉強をして準備を万全にしてきたんだ。落ちるはずがない。」

時計を見る。あと10分…。再び時計を見る。あと2分…。そして頭脳明晰・容姿端麗なエリート試験監督が試験開始のコールを告げた。俺の試験開始!問題用紙をオープン!意味不明!筆記用具を筆箱に詰め込む!俺の試験はエンドだ!

併願していた2級は一身上の都合により放棄した。

かくして僕の青春といっても過言ではないドイツ語検定は大成功のうちに終幕した。僕はこの試験準備及び試験を通じて「努力すれば不可能なんてない」ということを学んだ。




以下は詳細のコメント

【筆記】
1番…なぜか簡単なアクセント問題ミスった。(4)が微妙。
2番〜4番…特に問題なし。
5番…(3)のbeschwertの意味がわからなかった。
6番(長文)…文は余裕だが、設問が微妙。典型的な悪問。
7番(長文)…問題なし。
8番(長文)…答えが連番。

60分あるが、スローペースでも25分で終わった。周りも40分経過すると解き終わったようだ。

【リスニング】
第1問の記号問題がクソ難しい。第3問の記述は、体温の問題で38度までは分かったが、小数は聞き逃した。それ以外の記述は多分合ってる。

※6月25日追記
【自己採点】
筆記…30/33(91%)
リス…10/12(83%)

合計…40/45(89%)

合格ラインは6割前後とされているので受かったと判断する。3級は楽だったので秋に2級を受けようと思う。まぁ単語ゲーになりそう。
ということで一区切りついたので、フランス語でも始めてみようかと思う。