『沈みゆく帝国』

沈みゆく帝国 スティーブ・ジョブズ亡きあと、アップルは偉大な企業でいられるのか

沈みゆく帝国 スティーブ・ジョブズ亡きあと、アップルは偉大な企業でいられるのか

7月13日読了。2016年19冊目。
大学講義のレポートで使用した本。ブラジリアン柔術にうつつを抜かしたことで気づいた時には提出期限が迫っており、500ページの本書を読み5000字のレポートを作成する作業を2日間でしなければならなくなった。アップルCEOからスティーブ・ジョブズが降りたことででアップルの地位がどのように揺らいだかをストーリー仕立てにした本である。訳文嫌いの俺としてはやはり日本語が不自然に感じられて苦痛であった。

スティーブ・ジョブズは名前なら知っている程度の知識であったが、スタンフォード大学の卒業式式辞をyoutubeで見たりwikipedeiaで人物像を追ってみると、かなり面白い人だという印象を受けた。特に卒業式の答辞は何度も見返したい。

ジョブズの死後ティム・クックが後続としてアップルのトップとなったあたりからアップルに変調が見られ帝国としての地位が揺らいでいるというトーンで著述されていたが、俺個人としてはジョブズの死とアップルの変調が偶然同時期に発生したと感じた。本書かたの情報でいえば、グーグルの台頭やサムスンとの特許戦争やSiri・地図アプリの失敗はティム・クックや経営チームのせいではないと思う(小並感)。